活動報告 REPORT

2024.09.08 「18万人の学徒勤労奉仕の汗の結晶」という史実を探し求めて

広島県総合グランド(西区観音新町)は、1941(昭和16)に誕生。

当時は西日本最大規模のグランドでした。

この工事には、広島市内から延べ18万人もの男女中学生が

勤労奉仕に動員されました。

毎日千人の学生達が、海風や砂風に晒されながら、

モッコをかついで土や石を運び平坦にならして完成したのです。

同年12月8日、完工式の2日目。日本は太平洋戦争に突入。

完工式にいた学生達や参加者にそのニュースが発表され、

重い空気の中での開催となりました。

以後、戦争が続くなか、この総合グランドも活用されることが無くなり、

資材置き場になったり、芋畑として掘り起こされたりしました。

そして現代。

子供や大人達が、和やかに野球やサッカーを楽しんでいます。

戦争直前、同じ年代の子供達の勤労奉仕により

ここが開拓されたという史実を、この先も後世に残してゆきたい。

~勤労奉仕に携わられたお母様へ~

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